◎山春建設の断熱性能
HEAT20(ヒート20)は断熱の新しい基準
HEAT20とは住宅の断熱に関する新しい設計基準のことです。より住みやすく快適な家を建てるために制定されました。 HEAT20ではG1・G2・G3と3つの基準を定めているのが特徴で、G1よりもG2、G2よりもG3基準の方が高い断熱性能をもちます。 各地域において冬の期間の体感温度を10℃~15℃以上に保ち、暖房機器によって利用されるエネルギー量を削減し、ZEH(ゼロエネルギー住宅)などの優れた省エネ住宅を目指す推奨基準です。断熱性能を示す際に現在使われているのはUa値という指標です。Ua値は以下の計算式で求めることができます。
「Ua値(外皮平均熱貫流率) = 熱損失量(w/k) ÷ 外皮面積(㎡)」
外皮をつたわって住宅内部から外へと逃げ出す熱量の平均値を表しています。UA値が低いほど、内部から外へと熱が逃げにくく、断熱性能が高いことになります。
Ua値(外皮平均熱貫流率) W/(㎡・K)
1地域 | 2地域 | 3地域 | 4地域 | 5地域 | 6地域 | 7地域 | 8地域 | |
佐呂間等 | 札幌 旭川等 |
盛岡 青森等 |
秋田 山形等 |
つくば 仙台等 |
大阪 京都等 |
鹿児島 高知等 |
沖縄 | |
省エネ基準 (H25) 断熱等等級1 |
0.46 | 0.46 | 0.56 | 0.75 | 0.87 | 0.87 | 0.87 | - |
ZEH基準 | 0.40 | 0.40 | 0.50 | 0.60 | 0.60 | 0.60 | 0.60 | - |
HEAT20 G1 | 0.34 | 0.34 | 0.38 | 0.46 | 0.48 | 0.56 | 0.56 | - |
HEAT20 G2 | 0.28 | 0.28 | 0.28 | 0.34 | 0.34 | 0.46 | 0.46 | - |
HEAT20 G3 | 0.20 | 0.20 | 0.20 | 0.23 | 0.23 | 0.26 | 0.26 | - |
新築住宅における断熱グレード
山春建設では「HEAT20」の住宅を推進して参ります。
HEAT20が団体として掲げる目標は、「明日の日本の住まいの方向性を示し、技術を具現化し、それを促進するための提言をすること」です。長期的な視点に立ち、地球温暖化問題やエネルギー問題への対策として住宅のさらなる省エネルギー化を図るために、断熱性能に着目。そのための技術と評価方法を形にするとともに、健康で快適な住まいの普及を目指しています。
HEAT20の3つのポイント
HEAT20が目指す健康で快適な住まいを実現するには、「建築」「設備」「創エネ」の3つの要素をバランスよく調和させることが大切です。
・建築的要素(断熱材・外壁・屋根・サッシなど)によって断熱性を高める
・設備的要素(空調機器・エコキュート・給湯器など)によって省エネ性を高める
・創エネルギー的要素(太陽光発電・蓄電池)によって創エネ性を高める
これらの3つの要素を住宅に取り入れ、快適で住みやすく、地球にも優しい住宅を普及させることを目指しています。
HEAT20対応住宅のメリット
高性能の断熱材を使うことで壁面の表面温度を上げることが可能。室内を快適な温度に保ち、暖房設備のない廊下やトイレなども暖かくなります。お家のどの部屋にいてもストレスなく快適に過ごすことができます。また結露の発生を防ぐことができ、光熱費の節約効果も期待できます。
山春建設では、断熱性の高い家づくりを心がけています。標準仕様でHEAT20のG2基準をクリアしています。HEAT20対応住宅をご検討の際はお気軽にご相談ください。