無垢ヒノキ材の加工
2016.02.04
洋室で使う無垢の窓枠材(樹種:ツガ)を現場に送り出して次は
和室の敷居・鴨居・方立て・畳寄せなど和室の内装材の加工に入ります。
納品時の無節のヒノキ材です。これを自社で加工し、
枠材に仕上げます。作業場の中だけでなく、2階にある事務所にまで香りが漂ってきます。
なぜヒノキの香りは日本でよく使われ愛される材料なのでしょう。
まず、色調がよく、光沢と芳香があり加工しやすいヒノキは、平安時代頃から素材として使われるようになりました。現在でも国内に自生し、手に入りやすいことから、多くの建築物に使われています。平安時代から着目されヒノキ木肌の美しさは古代の人々の心を奪い、ほどよいにおいが気を鎮めたに違ありません。
庶民的な感じのするスギのやわらかなにおいに対し、どこか気品のある感じを与えるヒノキ材のにおい。いくつかの木の精油を並べて好きなにおいのアンケートをとると、ヒノキのにおいを好きとこたえる人が多という結果も出ています。
日本人なら一度はどこかで嗅いだことのあるにおいですね。
またマウスによる実験で運動量の増加が分かっています。刺激的な匂いの結果ではなく、快適さによるものと結論つけられています。
また、テルペン類という抗菌性を持つ香り成分が含まれています。ヒノキチオールという成分が有名です。
他にも消臭効果、香りによる脳への刺激など良いこと尽くしのヒノキです。
このように当社では無垢の木のよさを引き出して納得の家を造ることを心がけています。
家族の成長とともに深みを増していく木の色が家の歴史です。
窓枠・戸枠に無垢の木をお勧めしている山春建設です。