震度いくつまで耐えられる家? 「減震」で倒壊しない家造りとは。
2020.06.21
震度7クラスの大地震でも倒壊しない家造りを考える
沼津市の工務店、山春建設代表の山田高士です。
最近、ニュージーランド沖でも地震が発生し、その他にも地震速報が
多くなってきている気がして、静岡県に住んでいると他人ごとではない
と考えてしまいます。
南海トラフを震源とする地震が叫ばれるようになって50年。
なお沈黙を保ったままの太平洋プレートはどうなっているのでしょうか。
まあまあ話が暗くなりそうなので良い話をしましょう。
よく、初めて私と出合った方が、私の職業を知ると
「家って震度いくつまで耐えられるんですか?」
「震度7ですか?」
とお聞きになることがあります。
耐震性は建築基準法で決まっていますが、それによると
「数百年に一度起こりうる地震に対して倒壊しないこと」
とされています。
この数百年に一度の地震、というのが震度7クラスのことを指しています。
1995年の兵庫県南部地震、2011年の東北地方太平洋沖地震などがそのくらいです。
この地震が来て、少なくとも一回目の揺れ(本震)で倒壊しないことが耐震基準の目的です。
ちなみにこの基準は、静岡県ではさらに厳しく、その1.25倍の地震でも耐えられるように、
と決まっています。
こんな基準を守って家は建てられていますが、ある時私は考えました。
「地震に耐える強さは良いとして、実際住んでいる人は地震を受けるはず。
家具や人の転倒までは避けられない。」
そんな思いから今回「摩擦減震パッキン」の採用を決定しました。
コンクリートの「基礎部分」と「木造の家の構造体」の間に地震を吸収する
装置を入れて、地震が家に伝わりにくくする方法です。
先日完成した家(36坪、4人家族)にも採用しました。
その製品動画をご覧ください。
www.youtube.com/watch
このように、地震波を少なくした上に、本来の震度7対応の家を造っているので
より安全に安心して住むことができます。
また、性能第一だからといって家のデザインや形に制限はありません。
自由設計の強みを生かしつつ、高い耐震性能も兼ね備える家造りを追求していきます。
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