「耐震」「断熱」性能が高い家を造ると窓が小さくなりがちな理由と対処方法
2020.07.11
近年、耐震性や断熱省エネ性能の基準がより高度化、細分化されています。
一般の方にとっては全部ご理解される必要はないものですが、家造りをしている私たちにとっては
とても重要なことです。
「基準が高度化」したら現場はどういう対処をするでしょうか。
耐震については
・耐震壁を強くする(部材当たりの強さを高くする)
・耐震壁を多くする
断熱省エネ性能については
・高性能な断熱材を使用する
・断熱材の面積を多くする(壁面積を増やす)
ということが考えられます。
どちらにしても「壁を増やす」ことが共通しています。
そうすると必然的に窓を小さくすることにつながります。
また、外壁を構成する材料のうち「窓」は単位面積当たりの価格が高価なので
窓を小さくすれば工事費が微減するとも言えます。(当社実績から)
こう考えれば壁は強く断熱性は高くなるし、工事費は減少するし・・・と
なぜか話が良い方向に進みそうですが、注意点があります。
「窓には最低確保すべき面積が決まっている」です。
では窓面積は基準最低限にすれば良いのでは?
何か、ああ言えばこう言う話になっていますが、実は窓面積の計算方法で考えると
窓の場所によっては、とても小さい窓でOKになってしまうことがあります。
これでは合理的に見えても、家の明るさや満足度はどんどん下がってしまします。
一生その家に住むのですから。
対策は簡単で、断熱性能の高い窓にすることで広いガラス面積を採りつつ、熱の取得放散を抑えることができます。
性能の高い窓というと価格を心配される方も当然いらっしゃると思いますが、例えば標準仕様で採用している
会社はそのサッシの性能・価格を前提に、家全体の断熱性能など環境計画や必要な壁の耐震計画を
設計しているのでコストパフォーマンスは良く、価格と価値に納得のいく提案をしてくれると思います。
宣伝になりますが、当社ももちろん実施しています。
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