木造住宅の耐震補強 - 僧房の耐震改修工事
2015.06.09
沼津市静浦の馬込にある釣月寺さんの庫裏(住職さんの起居する所)の耐震補強工事です。
普通の木造住宅より軒が高く、1階分の柱が長く、瓦屋根で耐震上不利なことが多いですが、
外壁側十数か所の壁を耐震壁に改修します。
高台にあるこのお寺は災害時に避難場所になることが想定され、地元の人の拠所として護っていきたいものです。
着工前 外壁はモルタル掻き落しです
着工前 外壁はモルタル掻き落しです
解体 設計や工事の計画時に、外側から工事をすることを前提にするので、
家の 中に立ち入ることは少なく、汚れません。
筋交い設置 45mm×105mmの筋交い材を設置し、構造金物を取り付けます。
あわせて既存構造材の検査、必要により補強、防蟻剤の散布を行ます。
当社ではご相談をお受けしてからの調査、設計、補助金申請、工程管理・品質検査、材料検査、完成まで全てを、
耐震補強の専門資格を併せ持つ一級建築士が専属で担当しています。
構造金物取付け
構造金物は筋交いの設置の方向や場所によって数種類を使い分けます。
全てが認定マークつきの金物です。
復旧完了 仕上げの塗装は既存の壁の色に近づけるよう調色します。