山春建設 建築士 山田のブログ
2015年08月
2015.08.18
自然素材で健康な家を作る
前回は林業の職人さんを見学しましたが、今回は原木丸太を建築材料に加工している製材工場さんに行ってきました。
伊豆の国市長岡の有限会社伊豆木材市場さんです。
当社と長いお付き合いがあり、製材から構造材のプレカット加工、床材・造作材・建材建具・家具まで扱っていて、ここにくれば何でもそろう大きな問屋さんです。
当社でも材料調達はもちろん、材料のアドバイスや、現場ごとに違う都合の良い大きさの材料を特注で発注することもあります。
国産ヒノキ 山から持ち込まれた状態です。ストックヤードに太さ・長さごとに分けて積まれています。
バンクーバーから来たベイマツ 軽くて曲げの力に強く、大断面の材料が取れるので梁材に最適です。
どこかの家の屋台骨を支えることになるのでしょう。
構造材 材料特性や調達の容易さから、柱など垂直方向の材はヒノキ、水平方向の梁材はベイマツとすることが多いです。
壁の下地などに使う貫材や、天井下地材は小径の木材から取ったり、構造材を取った後の辺材を利用します。
一枚板に加工されたベイマツ。巾は70~80cmもあります。テーブルやキッチン造りつけのカウンターに使われます。
杉の板を壁天井に張った部屋の例。とても良い質感です。
木に生かされ木を生かす、木と調和した家って素敵だと思いました。
木の家で快適と健康を探求する山春建設です。
2015.08.14
木の話
木は建築材料として最も普及し広く使われています。
構造材としてはもちろん、内装材の羽目板など健康住宅志向の今ますます需要は高くなっています。
当社でも自然素材を使うことを標榜している中、様々なところで木を使いますが、そんな木はどうやって私たの元に届くのでしょうか。
木を探しに山に行ってきました。
沼津市内の某所 ヒノキの林です。
林業が盛んな地方では間伐材を建材に加工しますが、このあたりでは製材加工の費用と需要を考えると、切り倒して自然に帰してしまうことが現状です。
当社では地産地消を考え、若干ではありますが、直買いして造作材などに利用しています。
林業の職人さんが直径20cm以上の木を次々切り倒していきます。
倒した木はその場で枝払いや裁断をして腐朽しやすくします。この木を利用できれば良いと思うのですが、林業人工が少なく山の手入れができない→質の良い木材が量産できない・大変高額になるなど多くの課題があります。
この山では間伐として1500本程度の木を間引きするそうです。
地球環境と地産地消に貢献 沼津の木材を使って香りの良い家を 山春建設です。
2015.08.09
LED照明器具
みなさん。蛍光灯とLED照明器具は形は似ていても作動原理がまったく違うので、
「LED蛍光灯」などと呼ばないでください。と某担当者が言っていました。
さて今日は以前からお付き合いのある医院の蛍光灯をLED器具に換えてきました。
写真左 築25年くらい経過した新築当初の蛍光灯。診察室の4ヶ所を交換します。
写真右 取り外したところ ポイント:今の照明器具は同規格でもサイズが小さくなっているため、このまま穴を利用
しても穴の方が大きくてつきません。そこで・・
このようにサイズを小さくするプレートをオリジナルで製作し、サイズの違いを解消しています。
新しいLED照明。点灯時間が一日10時間として、次に交換するのは15年後です。
早い安い正確がモットーの山春建設 小さな工事もします。
2015.08.04
バリアフリーで
夏真っ盛りの頃いかがお過ごしでしょうか。
今回は高齢の方から依頼を受けて、手摺りをつけに行ってきましたよ。
依頼主様は足が悪く、ほぼ一日座ったまま、トイレに行くにも床を這うように移動して生活されていました。
手摺り取付前 取付後
廊下手摺り取り付け前 取付後
このほかリビングから寝室、トイレ、浴室を結ぶ生活動線上に全部で6箇所付けました。
「これで良かった。介護者も楽になるだろう」と思っていた数日後、依頼主の息子さんから電話が。
「山田さん。母が自分で立ち上がって歩くようになりました。やる気が出てきたみたいです。」と。
やはり人間自分自身をあきらめてしまうことが一番の害なのだなあと実感した瞬間でした。
ちなみにこの方は「要支援2」に認定されているので工事金額の9割かつ30万円以下の補助金を受けることができました。
また「住宅省エネポイント制度」により手摺り・段差の解消・節水便器への交換を合わせて6万ポイントを取得できる予定です。
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