山春建設 建築士 山田のブログ

2015年11月

2015.11.28

シロアリ対策

 またまた当社標準となっている住宅での仕様を紹介します。

地中からの白アリの侵入を防ぐバリア - 埋設防蟻配管を施工しました。

   

基礎の下部に家に沿うように配管してあります。

右の写真のように管に一定間隔で穴があいていて、薬剤が地中でにじみ出るようになっています。

このあと管内への土砂の侵入を防ぐため筒状の不織布をかぶせます。

   

配管が完了し埋め戻しているところです。

注入口の写真。

シロアリ保険の保証期間は5年ですが、床下散布方式では保証更新の度に作業員が床下に潜って散布しなくてはなりません。

作業中は住んでいるお客様も外出できず、作業時間が長いので費用も高いものになります。

地中配管方式なら家の外からホースをつないで注入するだけなので作業は簡単で外出中でも作業できます。

そして何より基礎断熱で空気を床下に送り込み室内に循環させている工法では家族に安心

地中からのシロアリ侵入はこれで万全です。

もちろんリフォーム工事でも使えます

2015.11.22

基礎コンクリート打設

最近は天気が悪い日が多いですが、雨の間を縫ってコンクリート打設です。

コンクリートは打設している間はもちろん、表面の硬化が始まるまで雨を避けたいので、翌日の天気予報にも注意して

予定を決めています。

 

当社では家の耐久性を求め、基礎のコンクリートは圧縮破壊強度が1平方ミリメートルあたり27N~30N(季節により強度補正有り)というとても高い強度のコンクリートを使用しています。

   

打設前に型枠にゴミや異物が入らないよう清掃し、作業中も注意しながら流し込んでいます。

また、気泡や充填不良箇所ができないように棒型振動機でコンクリートを締め固めながら、密実なコンクリートにしていきます。

打設完了です。

コンクリートは硬化するにつれて中の水分が浮いてきますので、表面の水が引いたらもう一度コテできれいに仕上げます

建設機械が好きな方(私を含む)にワンポイント

最近は油圧技術の向上により小さな機械でもとても強い力を出せるようになっています。

写真は2トン級の小型コンクリートポンプ車ですが、30年前の中型ポンプ車の圧送能力に匹敵します。

より小型に、早く、遠くへ、安全に。

2015.11.18

基礎工事 配筋

 先日に引き続き、基礎工事鉄筋の配筋作業が始まりました。

   

配筋の間隔はこの基礎の場合、225mmが基準ですが、当社では200mmを標準としています。

実際は施工誤差を考えて180~190mm間隔で配筋していきます。

鉄筋と鉄筋の継ぎ手(1本の鉄筋で届かない距離を2本以上の鉄筋でつなぐ場合)は必ず40d

(鉄筋の直径の40倍)以上としています。

この配筋間隔や継ぎ手長さ、所定の配筋がされているかなどは、現場監督・設計士さん・瑕疵担保保険機関の3重の検査を受けて確認されていきます。

このときの不合格箇所はすぐその場で是正します。

基礎の型枠が完成に近づいてきました。

ここで基礎工事に当社のこだわりがあります。

中の基礎の型枠が浮いているように見えませんか?

これは吊り枠といって基礎の土間(底盤部分)と立ち上がり(垂直部分)が一体になるようにコンクリートを打設する方法です。

コンクリート打設時の圧力で型枠が狂わないように施工する高度な技術が必要ですが、当社のノウハウで可能としています。

一体打設することで、コンクリートに継ぎ目のない基礎を作ることができ、強度の向上、鉄筋の錆防止に大きな効果があります。

2015.11.13

基礎工事 型枠 鉄筋

 沼津市の住宅  基礎工事は型枠設置・配筋に入ります。

鉄筋が納品されてきました。当社では自社作業場で鉄筋を加工し、現場での加工をほとんどしませんので

精度良く、品質の高い加工ができます。

鉄筋の使用量は、この家一軒分で当初の予定では1860kgくらいのところを、「配筋間隔を密にする」「細い鉄筋で良いところを1ランク太い鉄筋を使う」などして2000kg以上使用し、耐力が増しています。

現場では型枠の建て込みが始まりました。

  

型枠の内側に貼ってあるものは当社標準の基礎断熱材(EPS)で厚さが60mmあります。防蟻成分が入っていますので、

シロアリの侵食を防ぐことができます。

また、基礎コンクリートの下になる部分には防蟻シートを敷いて、捨てコンクリートと基礎コンクリートの間に挟むことでシロアリの侵入経路を遮断しています。

この後は鉄筋を現場に搬入して配筋する作業に移っていきます。

2015.11.08

基礎工事

沼津市の住宅 基礎工事が始まりました。

安定した基礎を作るため、所定の深さまで掘り下げていきます。

基礎コンクリートの下地に砕石を敷いて転圧(締め固め)し、地面を強化します。

規則的にある丸い形は地盤改良(柱状改良)の杭頭です。

砕石層の厚さ100mmを確認しています。

  

型枠を安定して設置するために水平の基準になる捨てコンクリートを打設しています。

写真右 敷いてあるのは防湿フィルムです。地面からコンクリートを通して上がってくる湿気を防ぎ、鉄筋が錆びるのを防ぎます。

この後は捨てコンクリートの硬化を待って型枠立て込み、鉄筋組立てを行います。

2015.11.04

地盤改良

 沼津市の住宅 いよいよ本体工事が始まりました

地盤改良は建築場所の地質や周囲の状況によって実施するかしないか地盤調査の結果を精査して

検討します。近隣の方から「ウチはしていないけどここはするの?」と聞かれることがありますが

地質・家の形・重量など様々な状況から判断しますので、一概には言えない答えとなってしまいます。

写真中分かり辛いですが、地盤改良を行う位置に目印のピンに結んだ紐が見えます。

このお家は「柱状改良」を選択しました。

固化剤と現状地盤を柱状に攪拌混合して支持層に達する地盤杭を34本形成します。(深層混合処理工法

柱状改良機 全景

攪拌混合するビット部分 直径50cm

混合処理開始! 最近は機械も小型・低騒音化が進んでいます。

固化剤と混合された現状地盤(ソイルセメント)。 2m下の支持層に到達していることを毎回確認しています。

完成した地盤杭。

同じ規模の家でも、施工本数は地中での支持層の傾きや地盤のバランスで異なります。

地盤改良により平時に家が傾いたら5000万円の保証がついています。

ーーー良い家はしっかりした足元からーーー何十年も先を考えて提案する山春建設です。

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