外壁シーリング
2016.05.19
雨の季節が近づいてきましたが、屋根・外壁の様子はいかがでしょうか。
最近は屋根や外壁から雨漏りについてお問合せをいただくことがあります。
今回は外壁からの雨漏りが心配なお家です。
鉄骨構造で外壁パネルはALC板(気泡コンクリート)、パネルの目地はシーリング(コーキング)を充填し、水性シリコーン系塗料で仕上げてあります。
築30年ほど経ち、窓の周りやパネルの継ぎ目のシーリング部分にひび割れが見られます。
ひび割れは材料の収縮でシーリングが引っ張られることで起きます。
◎シーリングひび割れ・破断のメカニズム
新築時
年月が経過すると・・
シーリングの打ち換えが完了しました。
この家はALCパネルなのでポリウレタン系のシーリングですが、耐候性が低いので塗装が前提になります。
仕上げ塗装は2回塗りますので、2回塗ったことが分かるように1回目は本塗装色より薄い色を塗っています。(写真の上半分、白い部分)
シーリング、塗装とも10年のメーカー保証がついていますが、塗り替え時期は地域や気候によって10年~15年程度の間隔で行うお客様が多いです。
外壁を指でこすって白い成分がつく(チョーキング)ようなら塗り替え時期の目安です。