山春建設 建築士 山田のブログ
2015年10月
2015.10.29
地鎮祭
沼津市の新築の家、地盤調査の結果を待つ間に地鎮祭が執り行われました。
お日柄もよく穏やかな日でした。
これから始まる工事の安全を産土の神に祈願し、お施主様も工事関係者も清々しい気持ちで式を終えることができました。
2015.10.25
地盤調査
時々ニュースでも話題になる地盤のお話。
軟らかい地盤では家は長い年月の間に傾いてしまうかもしれません。
地盤調査では、硬い支持層を探し、その深さや土質構成を計測します。
この機械で掘削・計測・記録ができ、家の四隅と中心で調査を行います。
調査結果を設計事務所・杭の工事業者と分析し最適な地盤改良方法を考えていきます。
地盤改良工法には、
①現地盤に改良材を混ぜて、地盤全体の表層1mくらいを改良する表層混合処理工法(表層改良)
②同じく改良材混合でも部分的に数十箇所を柱状に改良する深層混合処理工法(柱状改良)
③金属の管杭を圧入する鋼管杭工法
など紹介しきれないほどありますので、現場によってその都度検討をして決めていきます。
ちなみにこの土地では2mくらい下に支持層があるようです。
また、地盤調査会社によって平時に家が傾いたときは最高で5000万円の保証が付くので、ほとんどの新築の家で地盤保険を利用しています。
見えない場所こそ確実にしっかりがモットーの山春建設です。
2015.10.20
新築住宅の準備
前回は解体のお話でしたが、いよいよ家が形になっていく工事が始まります。
解体後、整地(地面をきれいに均して仕上げること)して地縄を張ったところです。
ポイントは解体工事の最後に、大きめの石やゴミ、木の根などをできる限り取り去って土地をきれいにすることで、次の作業へスムーズに移行できるようにすることです。
この解体業者さんは重機の「ふるいバケット」で小石をふるい分け、私と一緒にゴミを丁寧に拾ってくれました。
また、整地作業に合わせて地面を削るなどして、建築予定の土地の高さ(設計地盤レベル)に近づければ、地盤改良や基礎工事へ早く正確に移行することができます。
きれいになった土地に地縄を張ります。
この作業が済むと急に現実味を帯びてきて、お客様も実感が出てきたとおっしゃいます。
今まで図面上で想像してきただけに大きさを体感できて、「思ったより大きい」「小さい」とご家族でいろいろな感想が聞かれました。
この後はこの地縄を元に地盤調査や地鎮祭を行います。
2015.10.14
既存家屋解体
近々着工する建て替えの家の解体工事が始まりました。
昭和30年頃建てた築60年近い家です。石膏ボードや断熱材や外壁新建材をまだ使っていない時代なので
壊しやすく作業が早く進んでいきます。
築60年でも解体しているとまだ木の匂いがしました。
木造の家ってホント長生きするものですね。これから始まる本工事も丁寧に作っていこうと思います。
2015.10.06
シロアリ対策で家を守る
当社モデルハウスで実施した三井化学アグロ㈱さんの地中防蟻配管「タームガード」の施工保証書が来ました。
工事中の写真の通り、基礎の埋め戻しの前に配管を行い、家の完成後に予め設けておいた注入口から薬液を圧入して地中に浸透させる方法で、当社では標準施工となっています。
このタームガードでも、通常の散布方式でも保証内容によっては5年ごとに再施工することになりますが、作業員が床下に潜って散布する方法に比べ、初期コストは高いものの、再施工は簡単で、費用も安く済みます。
地中から侵入する「イエシロアリ」・「ヤマトシロアリ」に効果を発揮します。
この他の厄介な相手、飛来するタイプのアメリカカンザイシロアリにはホウ酸成分の薬剤を構造体に散布しています。
見えないところもしっかりガードする、山春建設です。
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