山春建設 建築士 山田のブログ

2016年04月

2016.04.30

ウッドデッキ・ベンチのリノベ

 当社は営業の主軸は木造住宅の提供ですが、他にもいろいろな工事をすることがあります。

今回は教育施設の改修工事。
腐朽したベンチとウッドデッキを造り替えたり、新しい役目を与える仕事です。
  

造ってから20年程度経ったベンチ。虫食いに強いヒノキ材ですが、長年の風雨に晒され更新の時期に来ています。
一見何事もなさそうに見えますが、解体してみるとシロアリにかなり侵食されていました。
ヤマトシロアリ。地面からの湿気を受ける地上1mくらいまでの木材を侵食します。
ヤマトシロアリは日本に古来から見られる種で、乾燥に弱く湿気の及ぶ範囲でしか生息できません。

建築基準法でシロアリ対策が地上1m以上までとなっているのはこのためです。
ちなみに外来種の「イエシロアリ」は乾燥に強く、梁や屋根裏まで被害が広く、家全体に食害を受けることもあります。
弊社では新築時は構造全体にホウ酸成分の薬剤(人体に影響無し)を散布しています。

同じ理由で役目を終えるウッドデッキです。
  

北側で、常に湿気に晒される場所で、虫害に特に強いヒバ材でも侵食されていました。

造りなおしたベンチ。ヒノキ元来の耐虫害性に加え、耐侯のため、浸透性保護材を2回塗ってあり、長期耐久を狙っています。また、定期的に重ね塗りすることで長く維持することができます。

ウッドデッキの場所は違う用途にするため、連休明けに完成です。

すべての建築と構造物に新しい命を与え、価値を作り出す、山春建設です。

2016.04.25

沼津市 高気密高断熱で快適な子育て世代の家、完成現場見学会

前回、先々週の完成見学会に続き、先週末もお施主様の特別なご厚情で開催させていただきました2回目の見学会も、多くの方のご来場をいいただきまして無事終了致しました。お施主様、ご来場くださいましたお客様、関係する方々、ありがとうございました。

                            平成28年4月25日 ㈱山春建設 山田高士

2016.04.22

地震対策  耐震補強工事

 先日の熊本地震は大変多くの方が被害に遭われ、多くの家屋が倒壊するなど甚大否被害が出ました。被災された方には一日も早く元の生活に戻られることを祈念いたします。

私の住んでいる沼津市も東海地震の脅威がささやかれて数十年になりますが、いつ来てもおかしくない状況にあるといえます。

当社は現在までに30棟を超える住宅耐震補強工事を実施し、現在も工事が進行している住宅があります。

内部の様子。筋交いを増設して耐震壁を造っています。
この上に構造パネルを張り、筋交いと構造パネルが一体化した強い耐震壁になります。

  

屋根工事も進行しています。
瓦屋根を下ろして軽い金属板屋根に葺き替えます。
人も頭の上に重い荷物を持っている時よりは軽い荷物のほうがバランスが取りやすいですよね。

  

あわせて外部の補修工事も行います。

写真は「破風」という屋根を構成する部位ですが、この家はモルタル塗りの上に塗装仕上げです。
この写真のひび割れは「等間隔に入っている」などいくつかの特徴から、モルタルの温度伸縮によるものと思われます。
対策は、ひびの程度や進行にもよりますが、エポキシ系の充填剤で注入補修した後、塗装の塗り替えを行うことが一般的です。

手前味噌ですが私、建築系国家資格に加えて「コンクリート診断士」という資格を持っておりまして、早く言えばコンクリートの医師です。
住宅建築業ではあまり必要ではありませんが、大きなコンクリート構造物、トンネル内壁、鉄道や道路の橋脚、ダムなどコンクリート劣化の早期発見が大切な現場では重要な資格です。
この破風の補修のように、おそらく多くの業者が「塗り替えたほうが良い」とアドバイスすると思いますが、当社は「なぜ塗り替えるのか」「どうしてこういう症状なのか」を丁寧にご説明しご納得を頂いて工事内容を決めいていきます。

住む人のために様々な視点からアドバイスできることも山春建設の大きな特徴です。

2016.04.18

完成見学会ご来場ありがとうございました。

 先日沼津市内で開催されました、「安心子育てのできる家」の完成見学会は多数のお客様のご来場を頂きまして、盛大に開催させていただきました。

ご厚意を頂きましたお施主様、風の強い中ご来場くださいましたお客様、開催にご尽力いただきましたスタッフの皆様、ご協力頂きありがとうございました。

今後共、子育て家族のため、コンパクトながら、最高クラスの耐震性(耐震等級3相当)・外断熱構造で高気密高断熱(外皮平均熱貫流率U0.75未満)・自然素材とバリアフリーで安全安心快適な家をご提案して参りたいと思います。

また、将来、高齢者施設と病床数が不足する時代に、ご自宅で安全に介護生活ができる家になるよう、介護リフォームのご提案も勧めてまいります。

2016.04.12

虫食いの庇を造りかえる2

シロアリに大きく侵食された庇をヒバで造りかえました。

    

全体にホウ酸成分の防蟻剤を散布してありますので、ヒバの天然の抗虫性とともに長く役立ってくれそうです。

良い仕事は材料選びから。無垢材で安心をお届けする山春建設です。

2016.04.05

虫食いの庇を造りかえる

 シロアリの食害がひどい庇です。

40年以上風雨に晒され、シロアリにも取り付かれてボロボロになっていましたが、新しく作り変えています。
前のものは「松」で、おそらく食害対策をしていなかったのでシロアリの好餌になってしまったと思われます。

     

今回はヒバで造ります。
     

ヒバには<ヒノキチオール>と<β一ドラブリン>という非常に強力な抗菌作用を持つ成分が含まれています。他の樹木に比べて、水に強く、またカビや雑菌に対して驚異的な抗菌力を持ち、シロアリを寄せ付けない材です。
 ヒバの葉

このヒバに当社おなじみのホウ酸防蟻剤を散布して、色合いを保ったまま、長持ちする庇を造ります。

2016.04.02

仕上げ工事終盤

沼津市の新築住宅 仕上げ工事も終盤です。

漆喰塗りの天井・壁


漆喰塗りの仕上げは面積あたりの単価でビニルクロスの倍しますが、当社で標準仕様としている漆喰は、独自の購買ルートから輸入漆喰を使っていますので、割安に提供することができます。
塗りたては水分で光沢がありますが、乾燥するとマットになり、柔らかな印象を与えてくれます。

和室の漆喰壁も仕上がりました。輸入の北米漆喰は単色ですが、こちらは色の選択肢が多く、特注色もできます。

漆喰が乾燥した頃、ドアの吊りこみが始まりました。

こちらもおなじみの輸入ドア。納品されてくる状態はアイボリー色の保護塗装ですが、この写真のドアは白く塗装して仕上げています。

下の写真は違うお家ですがオシャレに塗装しています。着色は数百種類から選ぶことができ
ます。
  

会社案内

株式会社 山春建設

声が響ける大きな吹抜けとオリジナルキッチンのある打合せ空間
本社・ショールーム&事務所
住所:〒410-0842 沼津市蛇松町30-5

いつでも見学できる36坪の家
体感ハウス
住所:〒410-0842 沼津市蛇松町25-5

家具お預かり倉庫 木材加工場・銘木置き場
第1倉庫〒410-0842 沼津市蛇松町30-2
第2倉庫:〒410-0842 沼津市蛇松町18

本店
住所:〒410-0845 静岡県沼津市千本港町7
FAX:055-963-1641

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